手製本にご興味を持っていただきありがとうございます。

ここでは私が手製本との出会いについてお話しています。

 

実は私、四姉妹なんです。

私の上には3人の姉がいますが、その中の2番目の姉から「エンディングノート」を作ってくれないかとの相談が私のノート作りの始まりでした。

もちろん市販でも沢山のエンディングノートは販売されていますが、どれも今ひとつ思った物がないとの事、もっと必要な所だけのノートが欲しいようでした。

もともと長年広告のデザインをしていた私に姉は気軽な気持ちで、簡単に数枚の用紙をホチキスで止めた感じの物を想像していたようでしたが、私は依頼を受けた時点で既に、古い洋書のような重厚な本がイメージされてしまいました(笑)

それからはもう、「手製本」という高い壁が勝手に立ちはだかってしまったのです。
最初は糸鋸を使ってボンドで背を綴じただけの「アジロ綴じ」のノートからはじまり、これでは耐久性が少し心配になり、本当は難しそうで避けて通りたかった「糸かがり製本」への挑戦が始まりました。

それからは仕事の合間をみては本作りの生活のはじまりです。
最後まで出来たノートの数よりも失敗の数の方が随分多いんです(笑)

色々と問題はてんこ盛りでした。

そして感じた事は、沢山の経験をして自分の身体が覚えないとダメだと言う事。結局なんでもそうなんですよね(笑)

やっと人様にもお披露目しても良いかな〜と思い始め、ネットショップを「to you」を2年前に立ち上げ、その後Amazonさんでは「PUR製本」限定で販売していました。

そうです。過去形なのです。
現在は、昨年末よりお仕事の環境の変化があり、ネットショップもAmazonさんでのショップも一時休止中となっています。

下記のYou Tube にて今までの作品を見る事ができますので、どうぞ遊びにいってみてください。
「へぇ〜こんなのもあるんだ〜」と思っていただけたら嬉しいです。